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STIHL MS261C-M マフラーびしょ濡れ事件

STIHL MS261C-M エンジン始動可能・調子も悪くなかったんですが

  • 休憩後に使おうとするとエンジンが掛からない

  • フルスロットルにしてスターターを引くと掛かることもある

  • マフラー周辺から未燃焼燃料があふれる

  • エンジン内の燃料を飛ばすと始動可能


燃料が出すぎている症状です

この症状で思いつく容疑者

  • 電磁弁(ソレノイドバルブ)不良(開放状態で固着やコイルの断線)

  • ハーネスの断線

  • コントロールユニットの不良

・・・

くらいかな~と思いながら原因調査


診断機を繋いで故障診断・・・LH共に範囲内で正常値??

コントロールユニットもハーネスも通信できているので一先ず可能性から除外

残る容疑者はキャブレターですね


電磁弁が不良なら数値がおかしく(Lが濃すぎたりHが薄かったり)なることが

多いんですが、今回はなっていないのでダイヤフラムが原因かも知れません

MS261C-M キャブレター

ポンプダイヤフラムはだいぶ膨らんでますね

MS261C-M キャブレター
MS261C-M キャブレター

メタリングダイヤフラムは・・・レバーを押す位置で硬化w

MS261C-M キャブレター

キャブレターのダイヤフラム類を交換

組み立て・校正・試運転・・・今度は休憩後の再始動がより困難に(;´Д`)


電磁弁を交換して校正・試運転

MS261C-M キャブレター

結局、電磁弁も傷んでいました

劣化したダイヤフラムと劣化した電磁弁の動きが丁度バランスが取れていたようで、数値は正常範囲に収まっていたようです

ダイヤフラムが新しくなってバランスが変わったので電磁弁の不具合も露見した格好です


電子制御のエンジンってこういう事が結構有ります

キャブレターも燃料調整のスクリューがコンピューター制御の電磁弁に置き換わった物なので基本的な構造は変わっていないんですよね

最終的には部品を変えてみないと判らない、なんてことが多々あります


ゲームみたいなステータス画面が出てくれたら良いのにね~(*'-')b














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