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スチール MS261C-M 試運転は良いのに切る時に調子が悪くなる

更新日:2023年2月19日

スチールのMS261C-M 不具合の事例

バー&チェン無しでは調子悪くないのに

木を切ろうとすると仕事したくないのかエンスト&調子悪い・・・


試運転だけではよくわからないので診断器を接続

MS261C-M アイドリングの設定が異常値
MS261C-M アイドリングの設定が異常値

アイドリングでガバガバ燃料を出そうとしています

考えられるのは

  • 燃料フィルターなどの詰まりで供給が少ない

  • 2次エア(キャブレター以降からのエア)吸い込みで空気量が多い

  • ソレノイド自体がくたばっている??

燃料フィルターを見ると目立った汚れはなかったので圧漏れテストしてみました

ちなみにMS261C-M、分解がとても楽です


加圧した時にクラッチ側から音がするのでオイルシール不良確定

クランク軸を上下左右に押すと少しガタつく感じなので

オイルシールを取り外してベアリングも調査


ベアリング自体はボールも定位置にあるので悪くないと思ったのですが・・・

クランク軸を左右に押すとインナーとの嵌合部に隙間発生、摩耗しているようです


どうもバー&チェン付けて張り調整をすると

クランク軸が引っ張られてオイルシールに隙間ができていたようですね

MS261C-M クラッチ側ベアリング
MS261C-M クラッチ側ベアリング

通常はベアリングやクランク軸を交換しますが400時間を超えた機体なので

復活液(メタルロック)をベアリングとクランク軸の嵌合部に塗って再生します


MS261C-M クラッチ側オイルシール(交換後)
MS261C-M クラッチ側オイルシール(交換後)

再度圧漏れテストをして漏れがないか確認、組み立てて初期設定、試運転して完了です

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