スチールのMS261C-M 不具合の事例
バー&チェン無しでは調子悪くないのに
木を切ろうとすると仕事したくないのかエンスト&調子悪い・・・
試運転だけではよくわからないので診断器を接続

アイドリングでガバガバ燃料を出そうとしています
考えられるのは
燃料フィルターなどの詰まりで供給が少ない
2次エア(キャブレター以降からのエア)吸い込みで空気量が多い
ソレノイド自体がくたばっている??
燃料フィルターを見ると目立った汚れはなかったので圧漏れテストしてみました
ちなみにMS261C-M、分解がとても楽です
加圧した時にクラッチ側から音がするのでオイルシール不良確定
クランク軸を上下左右に押すと少しガタつく感じなので
オイルシールを取り外してベアリングも調査
ベアリング自体はボールも定位置にあるので悪くないと思ったのですが・・・
クランク軸を左右に押すとインナーとの嵌合部に隙間発生、摩耗しているようです
どうもバー&チェン付けて張り調整をすると
クランク軸が引っ張られてオイルシールに隙間ができていたようですね

通常はベアリングやクランク軸を交換しますが400時間を超えた機体なので
復活液(メタルロック)をベアリングとクランク軸の嵌合部に塗って再生します

再度圧漏れテストをして漏れがないか確認、組み立てて初期設定、試運転して完了です
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