チェンソーのアイドリング時にチェンが走り出す時はクラッチのスプリングが摩耗して張力が低下しているかもしれません
スチールの場合
確認方法はスプリングの螺旋(コイル)間の隙間の有無
螺旋間に隙間があれば正常範囲
螺旋間に隙間が無ければスプリングのクラッチシュー側が摩耗しています
マイナスドライバーをスプリングとシューの間に入れると摩耗部分が見えます
摩耗したスプリングは引掛けのフック部分をラジペンなどで捻っただけでも外れるくらい張力が弱くなっています
チェンソーなどの遠心クラッチは特定の回転数以上になるとスプリングの張力以上の遠心力がかかってクラッチシューがドラムに接触して繋がります
回転が上がったり下がったるするたびにスプリングも伸縮を繰り返してクラッチシュー側が接触して摩耗していきます
新品のスプリングは張力が高いので引っ掛けるのに専用の工具が必要です
交換作業はクラッチシューをバイスで挟んで固定すると作業性が良くなります
スプリングの交換はラジペンなどはお勧め出来ません
スチールの中型機の中でもMS500iなどのクラッチの大きい機種はスプリングの張力が高く工具から滑ったりして作業性の悪さや思わぬけがをすることもあって危険です
また引っ掛けのフック部分に傷が入ると摩耗の進行が早まりますので専用工具でお願いします (*'-')b
こちらもご参考に ⇒ STIHL MS261C-M クラッチスプリングの摩耗
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