ちょっと大きめのチェンソー
STIHL 051 AV エンジン始動可能ですがアイドリングでエンスト・再始動困難で入院
この機種を含め、0から始まる型式は部品の調達が困難になってきています

イグニッションを点検⇒ひとまずOK
エアフィルターを取り外してキャブレターを点検⇒ダイヤフラム硬化・交換

組み立てて試運転

エンジンが掛からないので吸気から燃料を入れてみるとすんなり始動!
ただアイドリングでエンスト、キャブレターを調整してもダメ
吸気・排気を塞いでクランクケースの漏れを調査

負圧も加圧も全く出来ないので漏れているところを音を頼りに見てみると・・・

クラッチ側のオイルシールが劣化していました
新品と比較、シールリップがパリパリ割れます

シールを抜いたところ、ベアリングが見えます
その中にオイルポンプ!? この頃の設計ではウォームギャを燃料で潤滑させているようです

シールを新品に交換

オイルポンプがシールの内側なのでウォームギャにもオイルシールが有ります

純正部品は供給切れ・・・
14x20x3.5 のサイズで調べるとホンダの部品が合いそうです

ウォームギャを洗浄してシール交換

サイズピッタリ、うまく収まりました
ウォームギャをいれる時に大きい方のシールリップが一緒に中に入ろうとするので注意です

フライホイール側も交換
フライホイールは錆などで固着しているのでM22xP1.5のプーラーを使って取り外し

オイルシールの見た感じはきれいなんだけど・・・

どのくらい年数が経っているのか判らないので交換

組み立てていきます

横から見たところ
スターターと燃料タンクが一体になっていて取り外しもボルト4本と燃料ホース
機械のレイアウトはMS201C-Mを巨大にした感じです

クラッチの機構
ブレーキを掛けるとカバー側からクラッチをフリーにするプレートが出てきます

カバーとハンドル類は部品取りの機械から拝借
防振ゴム関係は供給切れになっています
組み立て終わったので試運転
Comments