MS261C-Mをはじめスチールのプロ向けチェンソーのスターター
内部に溜まった粉塵の掃除方法をご紹介
>準備していただくもの
・プラグレンチ(付属工具)
・T27トルクスレンチ(付属工具)
・細いマイナスドライバー(無くてもOK)
・ブレーキクリーナー等の洗浄液スプレー(無くてもOK)
>スターターの取り外しの手順
1. シュラウドカバーを取り外します(プラグレンチでツイストロックを回します)
2. ボルト4本を取り外します(T27トルクス)
>フライホイールカップ側の掃除
1. プラグレンチのマイナス側で大まかに掻き出します
2. 細いマイナスドライバーで細かい部分の掃除をします
プラグレンチしかない場合は取れる範囲でOK
ブレーキクリーナーがあれば仕上げに洗い流してフライホイール側終了です
>スターター側の掃除
1. スターターからセグメント(冷却空気の流れを整える部品)を取外します
2. プラグレンチや細いマイナスドライバーで張り付いた粉塵等を削り掻き出します
力を入れすぎると樹脂部品に傷がついて汚れが付着しやすくなるので注意です
3. 入手可能でしたらブレーキクリーナや洗浄液などで仕上げの掃除をします
4. 分解と逆の手順で組み立てます
このときボルトはインパクトなどの機械では締めないでください
ネジの切り始め部分が合わなくてネジ山を潰すことがあります(特に荒ねじ)
一度緩め方向に回して段差の手応えがあったら締め込んでください
仕事で頻繁に使用される方は月に1回中の状態を観察してみてください
木の種類によっては粉塵が溜まりやすかったり溜まりにくかったりします
ここから我流 時間のあるときに試してみてください
スターターを取り外して汚れを削ったところから
>準備していただくもの
・ポリ袋やバケツなどのスターターの入る容器
・中性またはアルカリ洗剤
・お湯(50℃くらい)
・ゴム手袋(手荒れしないように)
・潤滑油スプレー(ラスペネなど)
>スターターの掃除(エアフィルターも一緒に)
1. ポリ袋またはバケツにスターターを入れ、その中にお湯と洗剤も入れます
エアフィルターも一緒に入れると効率的に洗浄できます
熱湯を入れると袋が破れたりスターターに色移りするので気をつけてください
2. しばらくおいてから袋をジャバジャバ振って汚れを浮かせます
付着している汚れは鋸屑とチェンオイルの混合物でオイル分で固まっています
熱いお湯で汚れが柔らかくなり洗剤の脱脂効果も上がって汚れ落ちが良くなります
3. 何度かお湯を換えすすぎます
お湯の中でスターターを引くと中の汚れが出てきます
4. スポンジや歯ブラシなどで浮き上がった汚れを落とします
5. 陰干しします(最後にお湯ですすぐと乾きが早くなります)
6. 潤滑油やグリススプレーでスプリングや軸に給脂します
※オイル分がないと錆が発生します
7. 分解と逆の手順で組み立てます
最近のチェンソーや刈払機を含めエンジン機械全般が排ガス規制の影響もあって
デリケートに成っています
新しく購入された機械を旧型と同じように使用されたとしても
新しい機種のほうが壊れたりすることもあります
時々でも良いのでこうして洗ってみると故障が少なくなりますよ
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