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ハンドガード破損の修理と法定規格適合機種ステッカー

更新日:2022年3月18日

スチール MS500i ハンドガード破損の修理です


ハンドガードのチェンブレーキ側が破断しています


準備するもの

  • T27トルクスドライバー

  • マイナスドライバー (なるべく細いもの)

  • プライヤー (Eクリップをはめ込むときに使います)

  • 長めのスターターロープ (φ2.7mmくらいの細いもの)

部品の交換はブレーキを分解しなければならないので作業性を良くするためにクラッチドラムやブレーキバンドを取外して行います

MS500i ハンドガード破損
MS500i ハンドガード破損

注意する点はブレーキ用のスプリングの脱着

※張力が高いためドライバーなどで外したりすると飛び出してとても危険です

ブレーキを掛ける方向にするとスプリングが縮みます
ブレーキを掛ける方向にするとスプリングが縮みます

長めのスターターロープなどをスプリングの端に掛けて引っ張ると安全に脱着出来ます

スターターロープを引っ掛けてスプリングを引っ張ります
スターターロープを引っ掛けてスプリングを引っ張ります

Eクリップをマイナスドライバーで外してハンドガードとブレーキのリンクを取り外します

ハンドガードを交換して逆の手順で組み立てます


もう一つ注意点

MS500i ハンドガード上にあるステッカー
MS500i ハンドガード上にあるステッカー

法定規格適合機種ステッカーを移設します

MS500i ハンドガード上にあるステッカー移設
MS500i ハンドガード上にあるステッカー移設

ステッカーの粘着部分はブレーキクリーナーなどで取り除いて両面テープで貼り付けます


このステッカー、労働安全衛生法第四十二条の規定に基づく「チェーンソー(労働安全衛生法施行令第十三条第三項第二十九号に掲げるチェーンソー(内燃機関を内蔵するものであつて、排気量が四十立方センチメートル以上のものに限る。))の規格」に定められた法定規格適合機種を表すもので、定められた7項目が記載されています(本体に記載されていればステッカー上に記載が無くても良いようです)

  1. 製造者名

  2. 型式及び製造番号

  3. 製造年月

  4. 排気量

  5. 重量

  6. 振動加速度

  7. 騒音レベル

この項目に違反したチェンソーを譲渡や貸与または設置すると(販売・購入・使用させること)違法行為として処罰(6ヶ月以内の懲役又は50万円以下の罰金)の対象になります


違反していないことを表すステッカーなので無くさないのがベストです

無くなっていた場合は販売店に申し出て頂くと(時間はかかりますが)再発行が可能です


また、JLCでは大会規定にも含まれています

大会には使えない・・・なんてことも起こりえますので今一度点検してみて下さいね


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